TP-Linkより2021年5月27日に発売されたスマートLEDランプ「Tapo L530E」をレビューします。
スマートLEDランプとは、点灯や消灯などといった様々な操作をスマートフォンと専用アプリからできるLEDランプのことです。
今回レビューする「Tapo L530E」は通常の電球と同じ様に取り付けるだけで使用可能なので手軽に自宅の照明を「スマート化」できる画期的な製品となっています。
スマート電球やスマートLEDと呼ばれる製品の中にはスマートフォン等と連携する為に「ハブ」と呼ばれる中継機器が必要な製品もありますが「Tapo L530E」はWiFi経由で直接インターネットに接続できるので「ハブ」の様な追加機器は必要ありません。
他にも「Tapo L530E」はスマートLED製品の中でもお手頃な価格となっているのも嬉しい点です。
個人的な感覚としてはスマート電球やスマートLEDと呼ばれる製品は大体3000円以上する物が多いという感覚なのですが「Tapo L530E」は税込2200円(2021年6月3日時点)とのことなのでお手頃な製品と言えそうです。
個人的に「Tapo L530E」は安価という事もあり機能面はそこまで充実していないのかなと予想していたのですが、実際に使ってみるとそんな事はありませんでした。
詳しくは後述しますが「Tapo L530E」は機能面も十分充実しており、まさにコスパ最強のスマートLEDランプなんじゃないかと思ってしまう程でした。
この記事ではTP-Linkの「Tapo L530E」を2週間ほど使ってみた率直な感想を書いていきます。
※記事作成にあたり、メーカー様より商品を提供して頂きました。
TP-Link Tapo L530Eのスペックを紹介
形状 | A19形 |
口金 | E26 |
寸法( 高さ X 幅 X 奥行 ) | 114 × 60 mm |
色温度 | 2,500-6,500K |
定格消費電力 (W) | 9.0W(60W相当) |
入力 | 100V 50/60Hz. 0.16A |
全光束 | 806ルーメン |
配光角 | 220° |
Wi-Fiプロトコル | IEEE 802.11 b/g/n |
Wi-Fi 周波数 | 2.4 GHz Wi-Fi |
スイッチングサイクル | 15,000 |
演色評価数 | ≥ 80 |
起動時間(95%まで) | ≤ 1s |
SDCM | ≤ 6 |
調光 | 対応 |
寿命(1日3時間利用した場合) | 22.8年 |
保証期間 | 3年間 |
取得した認証 | CE, RoHS, 技適 |
「Tapo L530E」のラインナップは口金サイズがE26のみとなっています。
家庭用に普及している口金のサイズはE17・E26が多いと思いますので購入前にスマートLEDランプを導入したい場所の口金のサイズの確認は必須だと思います。
TP-Link Tapo L530Eの特徴を紹介
3年間保証が使えるので安心
「TP-Link Tapo L530E」の外箱を開けると中には以下の物が入っています。
- TP-Link Tapo L530E 本体
- 保証書兼説明書
「Tapo L530E」は3年間の保証期間があります。
万が一故障してしまった場合にも購入から3年以内なら保証を使用する事ができるので安心して使う事ができます。
ちなみに説明書は保証書も兼ねているので無くさない様に注意が必要ですね。
しっかり保管しておきましょう。
マルチカラー機能に対応している
「Tapo L530E」の本体上には「tapo マルチカラー」と印字されています。
こちらの製品の最大の特徴でもありますが「Tapo L530E」は「マルチカラー」機能に対応しており点灯色を自分のお好みの色に設定する事ができます。
ちなみに設定可能なカラーは1600万色の中から選択可能となっており非常に細かい点灯色の設定が可能です。
点灯色の指定がかなり自由度が高いので、白色以外の点灯色のランプが欲しいけどまだどの色のランプを購入しようか考えている人には「Tapo L530E」がかなりおすすめです。
好きな時に好きな色に切り替えられるというのはかなり魅力的な機能だと思います。
アプリで様々な操作・管理が可能
「Tapo L530E」はスマホアプリから以下の様な操作や管理が可能となっています。
- 点灯色・色温度・明るさの設定・記録(5種類まで)
- 自動調光機能の使用
- スケジュール・タイマー機能の設定・使用
- 使用電気量のモニタリング
点灯色・色温度・明るさの設定・記録(5種類まで)
点灯色はアプリの「プリセットの編集」画面にあるカラーチャート上のポインタを動かす事で設定が可能です。
実際に採用された色がどんな色なのかを示す「カラーコード」がカラーチャートの上部に表示されます。
ただし、カラーコードを手動で入力して色を指定はできません。
プログラミングやデザイン関連でカラーコードに触れた事のある人はカラーコードで色を直接指定できない点は少し歯痒さを感じるかもしれませんね。
プリセットは5種類まで保存しておく事ができるので状況や環境に合わせてアプリを操作する事で瞬時に切り替える事が可能です。
ちなみに「Tapo L530E」では点灯色以外に「色温度」・「明るさ」についてもカスタマイズが可能となっています。
色温度の調整幅については2,500から6,000kとなっています。
具体的にどの様な感じかというと、2,500kではろうそくの明かりの様な温かみのある色となり、6,000kでは昼の太陽光の様な若干青白い色になります。
明るさについては100%方式での調整が可能となっております。
自動調光機能の使用
「Tapo L530E」ではスマホアプリから点灯色・色温度・明るさを細かく調整できるというメリットがありますが、環境や状況に合わせていちいち設定するのが面倒くさいと感じる事があるかもしれません。
そんな時に便利な自動で点灯色や色温度・明るさを調整してくれる「自動調光機能」についても「Tapo L530E」は対応しています。
「Tapo L530E」には「自動補正」・「自動調整」という2種類の自動調光機能があります。
それぞれどの様な物なのかについては以下の通りとなっています。
- 自動補正
色温度を調整して自然光の不足を補い、廊下や屋外での仕様に最適で十分な灯りを常に確保する - 自動調整
夜明けから日没まで、自然光に合わせて色温度を自動的に調整する。
目覚めや屋内での使用に最適。
使用する環境や状況に合わせて適切なモードを選択しておく事で、手動で設定を調整したりする手間がなくなるので便利ですね。
スケジュール・タイマー機能の設定・使用
スケジュール・タイマー機能では設定が可能な項目は以下の通りとなっています。
- デバイスの電源をオン・オフする時間(日の出or日没or時間の指定)
- 照明の設定(点灯色・色温度・明るさ)
- 繰り返し日(設定を有効にする曜日)
ちなみに、私は起床する時間に点灯する様に設定して使っています。
個人的にはこの機能で朝部屋が明るくなって快適に目覚められる様になったかと言ったらその様な効果は実感できていませんが、朝起きてすぐに時間の感覚を掴みやすいという点が非常に便利だなと感じました。
ただ起床時にランプが点灯していないからと言って時間に余裕があると勘違いしてしまい2度寝してしまわない様に注意が必要ですw
朝起きたらちゃんと時計をみる事を推奨しますw
使用電気量のモニタリング
スマホアプリから「Tapo L530E」の使用電気量といった情報をモニタリングする事ができます。
モニタリングできる内容としては以下の通りとなっています。
- 稼働時間
- エネルギー使用量
- 省エネ
上記の内容をそれぞれ今日・過去7日・過去30日に分けて表示されます。
次々の電気使用量が気になる人にとってはありがい機能だと思います。
Tapo L530Eの良かったところ
- マルチカラーに対応しており自分好みに点灯色・色温度・明るさが調整可能
- 点灯色の設定可能な幅が広い
- 自動調光機能に対応している
- 保証期間が3年間あるので安心して使える
- コスパが非常に良い
「Tapo L530E」の良いところは「コスパが良い」に尽きると思います。
この価格帯で、マルチカラー・自動調光・音声操作機能に対応しており、更に保証期間も3年間有効なので安心して使えるというのは非常に魅力的だと思いました。
これから初めてスマートLEDランプを使ってみたいと考えている人、コストパフォーマンスの良い製品をお探しの人にはおすすめできる製品だと思います。
Tapo L530Eの残念だったところ
- 基本的には設定変更や操作時に必ずアプリを起動する必要がある
- ラインナップがE26口金サイズのみ
- 音声操作にはスマートスピーカーやアシスタントが必要
残念な点としては、「Tapo L530E」は口金のサイズがE26サイズの物しかラインナップさていません。
家庭用に普及している口金のサイズはE17とE26が多い為、E17口金のモデルもラインナップして欲しかったなというのが率直な感想です。
ちなみに残念だった点として上記で基本的には設定変更や操作事に必ずアプリを起動する必要があると紹介しましたが、あくまでも基本的にはという点が重要です。
「Tapo L530E」には「クイック操作」と「スマートアクション」と呼ばれる機能があり、iPhoneなどのiOSを搭載した端末であれば「ウィジェット機能」と組み合わせて使用する事でアプリを起動せずとも「Tapo L530E」の操作が可能です。
※ウィジェット機能と組み合わせて使用する方法はiOSのみ対応となっており、Androidは未対応となっています。
※「クイック操作」と「スマートアクション」の登録・各種設定時にはアプリを開く必要があります。
iOSのウィジェット上に「クイック操作」と「スマートアクション」を表示する方法については以下の通りです。
ちなみにこちらでで紹介するのは「iPhone」での操作方法となります。
iPhoneのウィジェット編集画面を開いて下記のウィジェットを追加します。
- Tapoスマートアクション
- Tapoデバイスのクイック操作
ウィジェットへの追加作業はこれで完了です。
お次にウィジェットに各種アクションを登録する方法を紹介します。
ウィジェットに表示する「スマートアクション」・「クイック操作」はアプリ内の「ウィジェットの設定」画面からそれぞれ設定が可能です。
それぞれのアクション設定項目の下にあるペンのアイコンをタップするとアクションの設定画面へ移動します。
「スマートアクション」・「クイック操作」それぞれの設定画面には画面中央に「利用可能」という項目があります。
「利用可能」に表示されている操作をウィジェットに表示する事が可能です。
ウィジェットに表示したい操作などを選択し画面上の「保存」ボタンをタップして設定完了です。
設定が完了すると先ほど登録した「スマートアクション」と「クイック操作」がウィジェット上に追加されます。
これでアプリを起動せずとも各種操作をウィジェットから実行できるようになりました。
私もアプリを起動しなくてもウィジェットから「Tapo L530E」を操作できるのがとても便利だなと感じているのでよく使っています。
まとめ
今回はTP-LinkのスマートLEDランプ「Tapo L530E」をレビューしました。
この記事で紹介した内容をまとめると以下の通りです。
- 価格の割に機能が豊富なTapo L530Eは非常にコストパフォーマンスの良いスマートLEDランプと言える
- 1600万色の中から点灯色を選択可能なマルチカラー機能で自分好みにカスタマイズ可能
- 自動調光機能に対応しているので自動的に最適な照明環境に調整してくれる
- 3年間の保証期間があるので安心して使うことができる
- Tapo L530Eを音声で操作するにはAlexaやGoogleアシスタントなどのスマートスピーカーが必要
- ラインナップがE26口金サイズのみなので購入前に使用したい箇所の口金のサイズの確認が必要
TP-Link Tapo L530Eはこんな人にお勧め
- スマートLEDランプをこれから使ってみようと考えている人
- 安価にスマートLEDランプを導入したいと考えている人
- AlexaやGoogleアシスタントなどのスマートスピーカーを持っている、または購入する予定のある人
- マルチカラー機能に対応しているLEDランプが欲しい人
今回「Tapo L530E」をレビューさせて頂きましたが、率直な感想としては「コスパ最強のスマートLEDランプ」の一つなのではないかと思いました。
リーズナブルで高機能かつ3年間の保証付きで安心して使えるスマートLEDランプ製品なので「Tapo L530E」は、スマートLEDランプに興味のある人や初めてスマートLEDランプを導入してみたいと考えている人に是非おすすめできる製品ではないかと思いました。
「浮ろぐ」では今回紹介したガジェット以外にも個人的に心躍った製品に関する記事も公開しています。
そういった記事に興味のある人はこちらも是非ご覧ください。