【レビュー】東プレの「REALFORCE」を買ってみた

東プレのREALFORCE(リアルフォース)を購入しました。

今回購入したキーボードは「REALFORCE TKL / R2TL-JP4-BK」というテンキーレスタイプのリアルフォースです。

私は仕事でもプライベートでもPCを使用する事が多く、毎日キーボードを叩きまくっています。

今年は特に自宅にいる時間が増えたので必然的にPCの前にいる時間が増えましたね…

これまで私は「ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード」(旧型の方)を3年ほど愛用していました。

個人的にこのキーボードは非常に好きです。というかThinkPadが好きです。(トラックポイント最高)

ただある日、ふと他のキーボードにも手を出してみたくなり今回購入を決意しました。

まだ購入してから日が浅いですが、このREALFORCEを使ってみて感じた事が多々ありましたので、紹介していきます。

そもそもREALFORCEってなに?

REALFORCEとは、東プレが製造販売している「静電容量無接点方式」というキースイッチを採用した国産ハイエンドキーボードのことです。

この「静電容量無接点方式」のキースイッチについて詳しいことはまたの機会に話そうと思いますが、特徴を少し上げるのであれば「軽やか」かつ「滑らかなうち心地」かつ「高耐久」だが「価格が高い」という特徴があります。

ちなみに、セブンイレブンのATMの数字キーはこの「静電容量無接点方式」のキースイッチを採用しているみたいです。

確かに、セブンイレブンのATMのキーって打ち心地いいんですよね。

今回購入したREALFORCE TKL / R2TL-JP4-BKのスペック

キー刻印レーザーマーキング
スイッチ寿命5,000万回以上
重量1.1Kg
サイズ142mm x 369mm x 30mm
キー数91キーレイアウト
ケーブル長1.7m
キー荷重ALL 45g(等荷重)
キーストローク4mm
キー構造ステップスカルプチャー
NキーロールオーバーフルNキーロールオーバー
インターフェイスUSB
生産国日本

REALFORCEには全てのキー荷重(キーを押す重さ)が一定の等荷重(固定荷重)モデルと、タイピング時の指への負担を軽減する為に小指等、力の弱い指で入力されるキーは他のキーよりも軽い力で押せるようにキー荷重が軽くなっている変荷重モデルがあります。

今回は全てのキーの重さが一定の等荷重(固定荷重)のモデルを購入しました。

REALFORCE開封してみた

配送用の段ボールを一瞬で剥ぎ取り中身をそっと取り出すと…

もう既にかっこいい…

それでは箱を開けていきます。

はい。箱の中から箱が出てきました…

すぐに中身を見せてくれないパターンのやつですね。

興奮するユーザーを落ち着かせる為のクッション用なのか、衝撃から守る為のクッション用なのか…

では、気を取り直して箱を開いてみると…

非常に丁寧に梱包されており、高級キーボードである事が既に実感できますね。

さっさと梱包フィルムを取り外しましょう。

ついにご対面です。

まず感じたのは重い…

重量はカタログスペックで1.1kgあるそうなので、持ち運んで使用するというのはなかなか厳しそうです。

見た目については無駄な要素を削ぎ落した無骨なボディに艶消しのカラーリングがかなりマッチしており、まさに質実剛健といった感じです。

色についてはBK(ブラック)を購入したのですが、真っ黒というよりはどちらかというと若干紺色に近い黒のように感じました。(部屋の照明環境の影響等はあると思います。)

キートップはツルツルしている感じではなく、どちらかというとザラザラ系の質感ですね。(個人的にはこちらの方が好みです)

裏面はこんな感じです。

USBケーブルを前と左右に流せるようにケーブルの通り道が用意されています。

個人的にこの前と左右にケーブルの通り道が用意されているのはPCを置く位置等が制限されないので非常にありがたいと感じました。

スタンドをしまっている状態
スタンドを立てている状態

裏面のスタンドでキーボードの角度を2段階調整が可能です。

スタンドを立てなくてもそれなりに角度がついているキーボードなので私はスタンドを立てないで使用しております。

REALFORCE TKL / R2TL-JP4-BKでタイピングしてみた感想

個人的に見た目はかなり気に入ったREALFORCEですが、やはり肝心なのは打鍵感だと思います。

まだ使用歴が1週間程度なのですがこの時点で感じた事をリストアップしてみました。(あくまで個人的な感想です。)

  • うるさくなく、静かでもない「コトコト」という感じの打鍵音
  • キーストロークが深いので、同じキーの連打が打ちづらい
  • キートップの位置が高いので違和感を感じる
  • 特定のキーを押すとバネ鳴りの様な音が聞こえる

打鍵音は個人的な好みとしてうるさいのは嫌だけど全く打鍵音がしないのも嫌です。(ヘッドホンをしながらタイピングした際に少し聞こえる程度が好きです。)

REALFORCEの打鍵音については、ちょうど良いくらいの大きさでかつ、耳あたりの良い「コトコト…」といった様な音です。

正直この音が聞きたいが為に購入したといっても良いです。

ただ、打鍵音について気になった点があります。

特定のキーを押すとバネ鳴りの様な音が聞こえる

おそらく個体差があるとは思うのですが、私が購入したREALFORCEはBackSpaceキーを少し強く押すとキーが戻る際に「ビーン」というバネの共振音の様な物が聞こえました。

ただ、正直かすかに聞こえる程度なので私個人的には少し気になるかな?…といった程度です。

もちろんヘッドホンをすれば全く聞こえません。

打鍵感については、非常にキーが軽く滑らかな打ち心地です。

個人的にはクセになるほど気持ちのいい打ち心地に感じました。

次に使っていて気になった点についてです。

ただ、まだREALFORCEを使い始めて1週間程度しか経っていないので単純に慣れていないというだけの問題だと感じています。

長期的に使用してみて、どう感じたかはそのうち書いてみようと思っています。

その点を踏まえて、現時点で私が気になったのは、「キーストロークが深いので、同じキーの連打が打ちづらい」という点です。

今まで使用していた「ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード」は「パンタグラフ式」というキースイッチが採用されているキーボードでした。

このパンタグラフ式についても詳しい事はまたの機会に話そう思いますが、どの様な物なのか簡単に言うと、ノートパソコンによく使われているキーストロークが浅く、キー構造が薄くできるのでキーボード自体の厚みを抑える事ができるキースイッチです。

つまりキーストロークが浅いキーボードから深いキーボードに変えた事によって指を動かす量が増えたので、パンタグラフ式のキーボードを使っている感覚で同じキーを連続で入力しようとすると打てていない事が有ったりします。

単純に慣れの問題ですね。

他に気になったのは「キートップの位置が高いのでタイピングする際に違和感を感じる」という点ですが、これも正直慣れの問題だと思っています。

パンタグラフ式のキーボードの特徴としてキーボードの厚みを抑える事ができると上記で述べたのですが、例にもれず私がこれまで愛用していた「ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード」もかなり薄いキーボードでした。

REALFORCEは正直薄さとは無縁のキーボードです。

つまり、薄いキーボードから厚みのあるキーボードに変えた事によって手首の角度等が変わるので、タイピング時に違和感を感じてしまうわけです。

私はリストレストを使用する事でだいぶこの違和感を軽減できました。

同じように薄いキーボードから厚みのあるキーボードに変えたいと考えている人は必要に応じてリストレスト等を使う事で違和感をだいぶ軽減できるのではないかと思います。

まとめ

REALFORCE TKL / R2TL-JP4-BKを購入して1週間程度使ってみた感想をまとめると下記の通りです。

  • 打鍵感はクセになるほど素晴らしい
  • 個体差だと思うがキーの一部にバネ鳴りの様な音が聞こえる場合がある
  • 薄型のキーボードから乗り換える場合、人によって最初は違和感を感じるかも…

キーボードの乗り換え時に感じる違和感についても厚みのあるメカニカルキーボード等を使用している人であればそこまで違和感は感じないのかもしれないと思いました。