以前レビューしたKensingtonのワイヤレストラックボール「Orbit Fusion」を購入してから3か月ほど経過しました。
以前投稿したKensington Orbit Fusionのレビュー記事はこちらからどうぞ!
購入してからOrbit Fusionを仕事やプライベートを問わず毎日使い続けてきました。
ある程度使い続けてみると改めてOrbit Fusionの良さを感じた点や、正直ここ微妙だな…と感じる点がいくつか出てきたのでまとめてみようかなと思います。
これからOrbit Fusionの購入を考えている人はぜひ参考にして貰えれば嬉しいです。
この記事では私がOrbit Fusionを3か月使い続けて感じた事について紹介します。
※Orbit Fusionの左クリックにスイッチが2つ搭載されている件について検証してみた記事はこちらからどうぞ!
正直ビミョーだった所
Bluetooth接続ができない
Orbit Fusionは付属されているUSBレシーバーを使ってのみデバイスと接続して使用する事が可能なタイプのワイヤレストラックボールです。
USBレシーバーを使っての接続は確かにワイヤレスでの接続は可能ですが、USBポートを一つ消費してしまうので個人的にはビミョーな点でした。
特に最近はUSBポートが無いor少ないPCが増えてきているのでぜひBluetoothでの接続に対応していてほしかったですね。
ボール(操作球)が取り出しずらい
Orbif Fusionの背面にはボールを取り出す為の穴が開いています。(下の画像の赤枠で囲まれている部分の事です)
率直に言うとこの穴小さすぎるんですよね…
Orbit Fusionに限った話ではないですがトラックボールは定期的にボールを外してセンサー部分やボールの汚れを取ってやる必要があります。
掃除しないとボールの回転が悪くなったり正常に動作しなくなる可能性があります。
つまりボールの取り外しやすさというのはメンテナンス性の良し悪しに結構関係してくるんですよね。
私はそこまで指が太い方ではないとは思いますが人差し指や中指でボールを押し出すみたいな事はできません。
小指なら入ったので小指でボールを取り外そうとしたのですが硬すぎて外れませんでした。(私の指が貧弱なだけかもしれませんが…)
これではボールを取り出す為にペン等の棒状の物を使って押し出すしかありません。
私も掃除をする際にはペンを使ってボールを取り出していますが、ペンを使っても結構力を入れてやらないとボールが取り出せませんでした。
ただトラックボールマウスにとってボールは最も重要なパーツであり繊細に扱ってやる必要があります。
今のところペンを使って取り出すことでボールに異常は出ていませんが大事に使いたいのにこんな扱いはしたくないんだよなというのが正直な感想です。
付属のType-C変換コネクタの差込口が硬すぎる
こちらは付属のType-C変換コネクタを使わない人には関係ない話です。
Orbit FusionにはUSBレシーバーをType-Cに変換する為の変換コネクタが付属されています。
最近のPCにはType-Cポートしか搭載されていない物が増えてきたので個人的にType-C変換コネクタが付属されている事は親切だなと感じていたのですが…
実際に変換コネクタを使ってみると個体差なのか変換コネクタの差込口が硬すぎてUSBレシーバーが差し込みづらいと感じました。
試しに他のUSBケーブルなどを変換コネクタに差し込んでみましたが硬い感触は変わらないので単純に変換コネクタの差込口が硬いのだと思います。
私は購入当初Type-C変換コネクタについてはこれしか持っていませんでした。
なので変換コネクタを使いたいと考えていた私にとってはビミョーだなと感じました。
PCをスリープor再起動した時一定時間クリックできない事がある
こちらはOrbit Fusion自体の問題なのかKensingtonのトラックボール用のソフトウェア「Kensington Works」側の問題なのかは不明ですが…
私が普段使用しているWindowsのPCと接続して使っている時の話ですがスリープから復旧させた時や再起動後に右クリックと左クリックが1分間位きかなくなる事がありました。
正直この問題はOrbit Fusionを使っていて一番ストレスを感じる点ですね。
もしOrbit Fusionのハードウェア側の問題ではなくソフトウェア側の問題であるなら今後のアップデートなどで症状が改善してくれる事を期待しています。
Orbit Fusionの良い所
滑らかで軽やかな操球感
率直に素晴らしいです。
Orbit Fusionを購入するまではエレコムのDEFTを愛用していたのですが操球感の滑らかさに関しては段違いでOrbit Fusionが素晴らしいと感じました。
操球感も素晴らしいのですが、ボール径も40mmと大きすぎず小さすぎない扱いやすいサイズだと感じました。
最近は大きいサイズや複数枚のディスプレイを使う人も増えてきていると思いますがObrit Fusionはボールの操作感が軽いのでそういった移動距離の大きい操作がやりやすいのが特徴だと思います。
やはりボールの操作感の軽さは武器だなと感じました。(軽い分安定性は失われますが…)
スクロールリングが搭載されている
私はOrbit Fusionが人生初Kensintonのトラックボールマウスだったのでスクロールリングの操作に慣れる事ができるか不安でした。
実際にOrbit Fusionを使い始めて1~2日の間には慣れていたと思います。
ちなみに私はスクロールリングを中指で操作する事が多いです。
使用感については以前のレビュー記事で内部で何かがこすれているような感触があると言っていたのですが、3か月使ってみてこの違和感はだいぶ軽減したように感じます。
今では特に気になる事はありません。ただただ便利な機能ですね。
握り心地
率直に言うと万人受けするタイプの握り心地ではないと思います。
特にボタン操作に関しては手の小さい人には操作しにくいと感じる事があるかもしれません。
私は比較的手は大きめだと思います。
実際にOrbit Fusionを握ってみると非常にしっくりくる握り心地でした。
3か月ほど使ってきましたが握り心地で不満を感じた事は一度もありませんでした。
あとOrbit Fusionは右手で操作する事を想定しているトラックボールなので必然的に左利きの人や左手で操作したい人には不向きです。
まとめ
この記事ではKensingtonのOrbit Fusionを3か月使ってみて感じた事を紹介しました。
ネットのレビューではいろいろな意見が出ているようですが私個人的にはOrbit Fusionは使いやすいトラックボールだと感じています。
以下にOrbit Fusionをオススメできる人とそうでない人についてまとめましたので購入を検討されている方はぜひ参考にしてみて頂ければと思います。
Oribt Fusionをオススメできるのはこんな人
- 右利きの人
- 人差し指や中指で操作するタイプのトラックボールが欲しい人
- 滑らかで軽やかな操球感のトラックボールが欲しい人
- スクロールリングを体験してみたい人
Orbit Fusionをオススメできないのはこんな人
- 左利きの人
- Bluetoothでの接続が可能なトラックボールが欲しい人
- 親指で操作するタイプのトラックボールが欲しい人
- 高精度な操作を高速で行いたい人(FPSゲームのエイミングなどの操作には不向き)